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生活習慣病
普段の生活習慣(偏食、過食、運動不足、喫煙、ストレスなど)が深くかかわって発症した病気のことです。
代表的なものに、高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満などがあります。
*令和6年6月1日より厚生労働省の診療報酬改定が行われ、高血圧・脂質異常症・糖尿病が従来の特定疾患管理料算定疾患から除外され、新たに「生活習慣病管理料2」が新設されました。
対象となる方においては、個々に応じた目標設定や血圧・体重・食事・運動等に関する具体的な指導内容を記載した療養計画書へご署名いただく事になります。
ご理解とご協力をお願いいたします。
高血圧
収縮期圧(上の血圧)が140mmHg、拡張期圧(下の血圧)が90mmHg以上が高血圧として定義されていますが、1回の測定では判断できませんので、継続定期な測定をした上での診断となります。
自覚症状はほとんどありませんが、かなり高くなった時は頭痛やめまい、耳鳴りなどを感じる場合もあります。
高血圧をそのまま放置しておくと、動脈硬化が進行しさまざまな合併症(脳出血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞、腎不全など)を引き起こします。
脂質異常症
血液中の脂質が必要以上となり、血管の壁にコレステロールがたまりやすくなっている状態です。
- LDLコレステロール(悪玉コレステロール)が140mg/dl以上
- HDLコレステロール(善玉コレステロール)が40mg/dl未満
- トリグリセライド(中性脂肪)が150mg/dl以上
のどれか一つでもあてはまると脂質異常症となります。
自覚症状はなく、放置しておくと動脈硬化が進み、さらに血管の壁にコレステロールがたまって血管の内腔が狭くなってしまいます。
このような状態が続くと、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの合併症を引き起こします。
糖尿病
食べ物に含まれるブドウ糖は体内に取り込まれるとエネルギーとして利用されます。
しかしインスリンの分泌や作用が弱くなるとブドウ糖をうまく利用できず、血糖値が高くなります。
診断基準は、空腹時血糖126mg/dl以上またはHbA1c6.5%以上ですが空腹時血糖110mg/dl以上またはHbA1c5.6%以上の場合は「糖尿病予備軍」といわれる状態にあるため、医療機関での精密検査が必要です。
症状はないことが多いのですが、高血糖がひどくなると、口渇、多飲、多尿、疲労感、足のつり、体重減少などがあります。
放置しておくと、神経障害・網膜症・腎症などの合併症を引き起こし、高血圧や脂質異常症を併発している場合は、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞などのリスクがさらに高まります。